がっちりマンデーのアイデアを数学的な考え方で分析しています。
TBSの人気番組がっちりマンデーでは、いつも素晴らしい発想やアイデアが登場します。私はいつもそのアイデアが生み出される背景に、私は20のとびらとして分析している数学的なアイデアが潜んでいることを見つけます。それをこれから書いてみたいと思います。先日放送された茨城県で紹介された、内容からです。
○通常パンというのは早朝焼かれる。消費者には時間は関係なく、いつも焼きたてがいい。だからその店は、前提を変えて、1日何回かに分けてパンを焼いた。あるラーメン屋さんは、お客のターゲットを工場地帯に来るドライバーにあてて、お風呂やゲームなどいろんな付加価値を活かして人気を得た。あるとんかつ屋さんは前提を変えてあえて良質な食材を他県から仕入れ、お客さんにマニュアルでなく、自主的に先行サービスを実施してがっちり。
○飲食店から引く手あまたの「刻みねぎ」のアイデアは、私の20の数学的なアイデアでは「拡げてニーズに便宜」の部類になる。本アイデアルームを利用されている方が「生姜の粉」を商品化された。お客様の要望でされたそうだが、七味とうがらしと同じようにヒットするのではないかと思います。
○がっちりマンデー、知られざるもうけの儲けの秘密という本がありました。そこに紹介されている会社のアイデアにも知らず知らずのうちに、いろんな数学的なアイデアが活かされています。例えば、「アフリカで大好評の中古車販売サイト」は対象や手段を変える「変換の考え」、「買物弱者」対策のビジネスモデルは「移動してずらしてみること」、シニアによる経理専門の派遣業は「あまりを活かしてシェアリングすること」、全国の印刷会社の「空き時間」を使う発想も「あまりを活かした」取組です。
○ホテルのベットで人気の会社のアイデアは「個を出発点」とした発想です。
Q&A
Q;どんなアイデアを考えていますか。
A:アイデアには、創造的なプラス的な課題解決と、マイナス事象を克服、回復させていくためのアイデアがあると思います。天草アイデアルームはどちらかと言うと後者の方に多く、関わっています。
Q;マイナス事象をプラスにしていくアイデアはどのように考えていくのですか。
A:そんな世の中のアイデアをたくさん集めています。それらには、数学的なアイデアが潜んでいることに気づきました。それらを分析、分類して、20のとびらというお勧めする数学的なアイデアを作ったのです。
Q;行き詰まった時、壁にぶつかった時には、どうしたらいいですか。
A:一番の原因や必ず乗り越えなければならないことを明確にして、課題の焦点化をします。そしてそれを解決できるような考え方を、20のとびらや既存のアイデアの中から、探したり見つけていきます。
Q;地域づくりでは、どんな考え方でアイデアを見つけたり、探したりするといいですか。
A:まず、考えた方がいいのは、地域資源を活かすことです。それから、仕組みを転用する考えです。仕組みを転用した例には、天草のかかし村、ホタル便、フォーキング鉄道などがあります。
Q;アイデアが欲しい人に伴走するとは、どういうことですか。
A:1人で考えるより、2人、3人、4人・・・と多くの人で考えたほうが、よいアイデアが見つかります。だけど、なかなか一緒に考えてくれる方がいない時もあります。そんな時に伴走して一緒に考える役割を、天草アイデアルームがします。20のとびらや多くの既存のアイデアを参考にしながら、課題解決のアイデアを探ります。
Q;子どもが家庭でも勉強するためには、どうしらたいいですか。
A:ポイントが3つあります。1つは本人が、モデルになる先輩などを見つけることです。2つ目は1日の中で勉強に取り組むルーティンを作ることです。もう1つは当たり前にできていることを、褒めてあげることです。この3つを取り組んでみてください。
Q;起業をするときはどんなアドバイスをしますか。
既存のアイデアを活かして、他の成功例の真似をすることは、とてもいいことだと思いますが、何かオンリーワンの内容を組合わせることが大事だと思います。オンリーワンの内容があれば存在感があり、生き残れると思うからです。
Q:ワンコインで伴走するとはどんな意味ですか。
この事業は、基本的に社会貢献で行っていますので、運営資金としてワンコイン500円カンパしていただければというお願いです。